OnRobot社製エンドエフェクターおよびそのコントロールを行うCompute Boxは、Web Clientを用いてグリッパーの開き幅等のコマンド設定を行うことができます。この方法では、別途アプリケーションをインストールする必要がなく、ブラウザ上で簡単に操作を行うことができます。
本項目では、RG2およびCompute BoxのCR5と連動した制御を例に、Web Clientの使い方を記載しています。
環境
OS:Windows10
使用した製品:OnRobot RG2、OnRobot Compute Box、Dobot CR5
準備
下記リンクを参照して、正しく配線を行ってください。
電源を接続後、LEDが青から緑に変わるまで一分ほどお待ちください。PCとCompute Boxの接続にはUTPケーブルを用います。
手順
1.ブラウザを開き、アドレスバーにCompute BoxのIPアドレスを入力してください(出荷時の状態では、”192.168.1.1″に設定されています)。
2.以下の画面が表示がされますので、UsernameおよびPasswordを入力してWeb Clientにサインインしてください(出荷時の状態では、Usernameが”admin”、Passwordが”OnRobot”または”onrobotjapan”に設定されています)。
3.接続中のOnRobot社製品が表示されていることを確認してください。
4.WEBLOGIC>Program Editorに移動し、”Add new conditions and commands”を選択することにより、新しい設定を作成することができます。
条件と動作はクリックで簡単に設定できます。
以下の画像は、Compute Boxの入力端子1に入力があるときにRG2のグリッパーが25mmの幅に閉じ、Compute Boxの入力端子1に入力がないときにRG2のグリッパーが60mmの幅に開く設定の例です。
RG2はグリッパーの幅だけでなく、開閉時に加わる力も設定することができます。
5.設定後、”RUN”を選択することで、SCStudioやCRStudioなどからCR5と連動した制御が可能となります。