Dobot MagicianのEIOに関するドキュメント”Dobot Magician Interface description v2″(ダウンロードサイト)には入力モードの等価回路は乗っているのですが,出力モード時の等価回路が乗っていません。
そこで今回Dobot Magician のEIO14の出力モードの時の内部回路の等価回路を実験により求めました。
はじめに
Dobot MagicianのEIOに関するドキュメント”Dobot Magician Interface description v2″(ダウンロードサイト)には入力モードの等価回路は乗っているのですが,出力モード時の等価回路が乗っていません。
今回実験によりDobotMagicianのEIO14の内部回路の等価回路を求めました。
結論からいうとEIO14の出力モード時の等価回路は以下のようになると考察されました。
実験の内容・結果・考察
実験内容
DobotMagicianのEIO14にLEDと抵抗210Ωを以下のように配線します。
Dobot Studio のBlocklyから以下のプログラムを実行しEIO14を出力モードに設定し、レベルをHIGHにしました。そして各素子間の電圧を計測しました。
結果
各素子間の電圧を計測した結果は以下のようになりました。
- 抵抗210Ω間の電圧:0.5V
- LED間の電圧:1.8V
考察
よって内部回路は以下のように考察されました。
1V = (3.3 – 0.5 – 1.8)V 分の電圧が内部抵抗にかかっている。外部にとりつけた抵抗が約210Ωで0.5Vがかかっているため、1Vかかる内部抵抗の値は2倍の420Ωと予想されます。
そして等価回路は以下の図のようになると予想されます。
参考
EIO14の配置と出力電圧等は以下の”Dobot Magician Interface description v2″(ダウンロードサイト)の図から分かります。