RaspbianOSが2018-06-27版にアップデートされました。
2018-06-27版は、起動直後に設定ウィンドウが開くように変更されましたので、その手順をご紹介します。
1. 起動直後の画面
起動直後、ウェルカムメッセージとともに設定ウィンドウが自動的に開きます。
Nextボタンを押して、先に進みましょう。

2. 国情報の設定
最初は、国情報設定です。
国情報は、デフォルトでUnited Kingdom(英国)が設定されていますので、これを日本に変更しましょう。
Country欄のUnited Kingdomの箇所をクリックします。

アルファベット順に国名が並んだリストが開きますので、Japan(日本)が表示されるまで、ひたすら上にスクロールします。
Japanを選択すると反映されます。

変更したのは国名だけですが、それに合わせて他の項目も自動的に変更されます。
設定を変えたい項目がある場合には、その項目をクリックします。(今回の例では変更なしとします)

設定が終わったら、Nextをクリックすることで反映されます。

3. パスワードの変更
国情報の設定が完了したら、パスワード変更の画面になります。
RaspbianOSのデフォルトのログインIDおよびパスワードは公開されているので、セキュリティホールになりやすいです。
そのため、必ず変更するようになっているようです。
新しいパスワードを2箇所入力したらNextをクリックします。

4. wifiの設定
この後のOSアップデートの準備のため、wifiの設定画面になります。
接続先一覧が表示されるまで、少し時間がかかります。
設定が不要の場合には、Skipを押します。

5. OSアップデートの実施
セキュリティ強化のため、OSアップデートをするか選択する画面になります。
Raspberry Piがネットワークにつながっているのを確認した上で、Nextを押してアップデートしましょう。

6. リブート
以上でセットアップは完了となり、リブートを促す画面となります。
リブートすることで、設定が反映された状態で立ち上がります。

7. 設定内容を確認してみよう
リブート完了後は、アプリケーションを実行するなり、ブラウザを起動してインターネットにアクセスするなり、自由に使えます。
以降は必須の作業ではないですが、設定内容が反映されている様子を確認しましょう。
まず、メニューから、設定→Raspberry Piの設定を選択します。

開いたウィンドウの「ローカライゼーション」タブをクリックします。

ロケールがどうなっているかを確認してみます。

次に、タイムゾーンを確認してみましょう。

キーボードも日本語キーボードに設定されます。

wifiも、国別に設定が必要です。

以上のように、RaspbianOS 2018-06-27バージョンからは、必要な初期設定をもらさず実行できるようになりました。
