Windows10インストール済みのSeeed Odysseyを日本語化する手順

Seeed StudioのOdysseyは、Intel Celeron J4105搭載のmini PC です。

Activate済みのWindows10 Enterpriseがインストールされたモデルは、購入後すぐに使用できる手軽さがありますが、デフォルトの表示言語は英語です。

Windows10を扱い慣れている方でも、英語版OSを日本語化する機会はそうそうないので戸惑うはず。そこで、手順をまとめてみました。

1.Windows Update

まずは、windowsのupdateを実行しましょう。STARTメニューから歯車マークのSettingsを選び、開いたウィンドウからUpdate & Securityを選び、Check for Updatesボタンを押して、最新の状態になるまで、ひたすらupdateしましょう。

 

2.日本語環境のインストール

(1) 再度、STARTメニューからSettingsを選びます。

(2) 開いたウィンドウの検索窓に “language” と入力します。

(3) Search resultsの中から、”Add a language to this device” を選択します。

(4) “Add a preferred language” をクリックします。

(5) 言語一覧の中から、「日本語」を選択してください。

(6) “Install language features” の画面では、少なくとも次の2つのチェックを入れてください。

□ Set as my display language

□ Install language pack

(7) 日本語パックのインストールが終わるまでしばらく待ちましょう。

(8) インストールが完了すると、sign out するかを聞いてくるので、設定を反映するためにsign outしましょう。

(9) 再度sign inすると、日本語表示になっています。

スタートメニューも日本語です。

「設定」の画面も日本語になりました。

コントロールパネルも見慣れた日本語になっています。

3.日本の時刻を表示

表示言語は変更しても、表示される時刻は日本のものには変わっていないので、次の手順で変更が必要です。

(1) 「設定」から「時刻と言語」を選択します。

(2) タイムゾーンのプルダウンリストから「(UTC+09:00) 大阪、札幌、東京」を選択します。

4.漢字変換キーの設定 (任意)

日本語キーボードを使っている場合には、ここまでの設定だけで、「半角/全角」キーを押すことで日本語入力の切り替えが可能です。

もし英語キーボードをお使いの場合には、以下の手順で、「半角/全角」キーの代わりに別のキーを日本語入力の切り替えに使うことができます。

以降では、Ctrl+SPACEを日本語入力の切り替えに使う例を示します。

(1) 「設定」から「時刻と言語」を選択します。

(2) 「時刻と言語」のウィンドウの左の選択肢から「言語」を選択します。

(3) 「優先する言語」の中の「日本語」の箇所をクリックすると「オプション」ボタンが現れます。

(4) 「オプション」ボタンをクリックし、「言語のオプション:日本語」の画面で、下の方の「キーボード」のくくりの「Microsoft IME」をクリックします。

(5) 「オプション」ボタンが現れるのでクリックします。

(6) 「Microsoft IME」の画面を一番下までスクロールし、「詳細設定を開く」をクリックします。

(7) 別ウィンドウで「Microsoft IMEの詳細設定」が開きますので、「編集操作」のくくりの「変更」ボタンを押します。

(8) 表のような領域で、「キー」の列で日本語入力の切り替えにアサインしたいキーを探し(この例ではCtrl+SPACE)、「入力/変換」の列をクリックします。

(9) 「機能選択」の画面で、「IME-オン/オフ」を選び、「OK」ボタンを押します。

「Ctrl+SPACE」の行の「入力/変換」の列が「IME-オン/オフ」になりました。「OK」ボタンを押して確定後、メモ帳などを開いてCtrl+SPACEを押すと日本語入力になることが確認できます。

 

以上