Tinker Board S は、現行モデルTinker Boardの性能はそのままに、16GbyteのeMMCを搭載しているのが特徴です。
microSDから起動したのに比べ、eMMCにOSをインストールすると、起動時間は速くなるでしょうか?
実際に試してみました。
1. 比較条件
比較するボードは、TInker Board と Tinker Board S です。
Tinker Board はmicroSDカードから起動する時間を測定し、Tinker Board S はeMMCから起動する時間を測定することにします。
OSは、TinkerOS Debianと、TinkerOS Androidの両方で試してみます。
・TinkerOS Android v13.12.0.43
(20171115-tinker-board-android-marshmallow-userdebug-v13.12.0.43.img)
・TinkerOS Debian v2.0.4
(20171115-tinker-board-linaro-stretch-alip-v2.0.4.img)
使用するmicroSDカードは、弊社謹製のPhysical Computing Labブランドの16Gbyte(Class10)です。
ACアダプターの電源SWをONにしてから、各OSのGUI画面が表示されるまでの時間を測ってみました。
OSインストール直後は、容量に合わせて使用領域を拡張する処理が入るため、起動に時間がかかります。
そこで、初回起動の時間と、2回目以降の起動時間の両方を調べました。
2. 実行結果
TinkerOS Androidの起動時間は約1/2になり、TinkerOS Debianの起動時間は20~30%短縮という結果です。
嬉しい結果ですね。
以上
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