レーザー加工の原点調整がうまくできないので教えてほしい

レーザーユニットを取り付けたMOOZは、電源ON時にLaser加工モードで起動しますが、X/Y/Zの各軸はマニュアルで原点を調整する必要があります。

レーザーの照射位置を明確にするために、タッチパッドの[Tool]で+キーをクリックして、最小の出力(5)でレーザを照射します。
工作面にレーザーで青く光っている部分が照射位置になりますが、この位置をタッチパッド右下のモーションコントロールインターフェースで前後左右上下操作して調整します。

 

原点調整を行う前にタッチパッドのホームボタン(回転する矢印のアイコン)をクリックして装置をキャリブレーション(リセット)します。
この時点で工作対象の中央付近にレーザーが照射されていますが、焦点がずれて光が広がって見えます。

 

 

最適に調整すると光が強くなりますので、保護メガネを装着して光の点が最小になるように、タッチパッドのZ軸+/-ボタンで上下を調整します。
焦点距離は装置ごとに多少の違いがありますが、概ね15mm前後の距離になります。

 

 

Z原点を調整した後でX/Y位置を調整しますが、この時材料を囲む長方形の左手前が材料原点になりますので、この原点にレーザーの照射位置を合わせます。
X/Y/Zの各原点が決定した時点で「ゼロ点設定ボタン」をクリックして原点調整を確定します。

 

 

以上、レーザー加工の原点調整手順を紹介しました。

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