DOBOT Magicianは、アーム上や台座背面に拡張コネクタが用意されており、外部とのI/Oとして使用できます。ここにセンサーやスイッチ、LEDなどの部品をつなぐことで、より応用が広がります。本稿では、接続可能なコネクタ部品の型番や入手方法をご紹介します。
なお、I/Oを利用する簡単な例として、外部にスイッチを接続し、DOBOT Magicianを外部からのトリガーで動かす例を下記にまとめておりますので、あわせて参照ください。
「Dobot Magicianを外部からのトリガで動かす方法」
内容
1. DOBOT Magicianのコネクタ
DOBOT Magicianの拡張I/Oには4種類のコネクタが使われており、種類毎に機能が異なります。
①JST PHコネクタ(2P)
アーム上に1箇所だけあります。3Dプリンタアタッチメントのサーミスタ専用のコネクタです。
②JST XHコネクタ(2P)
アーム上に1箇所、台座背面に2箇所あります。いずれもファンやポンプのモータをON/OFFするスイッチとして使います。
③JST XHコネクタ(4P)
アーム上に4箇所、台座背面に4箇所あります。もっとも汎用的で使い手のあるコネクタで、場所毎に機能の品揃えは異なりますが、電源、GND、ディジタルI/O、PWM、アナログ入力などのピンが並んでいます。
④IDCコネクタ(10P)
台座背面に1箇所だけあります。コミュニケーションポート的な位置づけで、シリアル通信やディジタルI/O、電源などのピンが並んでいます。
2. 各コネクタの入手方法
コネクタは、外側のハウジングと、ピンに刺さる内部の金属部分であるコンタクトからできています。それぞれ部品として用意されており、圧着工具でビニール線などにコンタクトを取り付け、ハウジングに収めて使います。
以下では具体的購入先として、秋月電子通商を例に説明していますが、汎用のパーツですので、同じものは他のパーツショップ等からでも購入できます。
①JST PHコネクタ(2P)
②JST XHコネクタ(2P)
③JST XHコネクタ(4P)
④IDCコネクタ(10P)