Tinker BoardにAndroid OS marshmallow v13.11.0.4をインストールしたときの手順をまとめます。
(1)OSイメージを準備する
Windows PC上で、ASUSTek Computer社のTinker Boardのページを開きます。
https://www.asus.com/jp/Single-Board-Computer/Tinker-Board/
「資料・ダウンロード」をクリックし、スクロールした先の「TinkerOS-Android」をクリックします。
「開く」か「保存」かを選択するウィンドウが開いた場合には、「保存」を選択してください。
保存したOSイメージは、zip形式で圧縮されていますので、展開すると、.imgの拡張子のファイルが得られます。
(2)OSイメージをマイクロSDカードに書き込む
Win32DiskImagerというツールを使います。
未インストールの場合には、下記からダウンロードしインストールしておきます。
https://sourceforge.net/projects/win32diskimager/files/latest/download
Android OSを書き込むマイクロSDカードをWindows PCに挿します。
Win32DiskImagerを立ち上げます。
「Device」欄にマイクロSDカードのドライブを指定、「Image File」欄にAndroid OSイメージファイルを指定します。
「Write」ボタンを押して書き込みを開始、終わったら「Exit」で抜けます。
(3)Android OS起動
OSイメージを書き込んだマイクロSDカードをTinker Boardに挿します。
Tinker Boardに、ディスプレイ、キーボード、マウス、ネットワークケーブルをつなげます。
準備が整ったら電源を入れます。
最初、下記のようなエラーメッセージが出ます。
気にせずそのままにして置くと、画面が真っ暗になります。
それでも我慢して1分ほど待っていると、androidのロゴが表示されます。このロゴも1分ぐらい続きます。
その後、見慣れたTinker Boardの壁紙でAndroidが立ち上がります。
少し遅れて、壁紙に各種アイコンが表示されたら、表示はこれで完了。
しばらくディスクアクセスが続きますが、その間も操作可能です。
時折、特に待たされているわけではないのに、強制終了するかどうかの表示が出ることがあります。
操作はきびきびと動き、恐ろしく速すぎるくらいなので、一瞬でも止まると、Tinker Board的では待たしてしまっていると認識するのかもしれません。
ストレスなく使用することができますので是非お試しください。
[Tinker Board日本語情報一覧へ]
http://physical-computing-lab.net/tinker-board